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ITの普及が急速に進んでいく昨今で、ITに携わる人材が不足していると言われています。
需要はあるのに、なかなか補われないのはなぜなのでしょうか?
今回、IT人材が不足していると言われる理由をまとめていこうと思います。
<IT人材が不足している理由>
日本の労働力人口が減少しているため
2030年には高齢化率が31.8%になると試算されており、
国民の約3人に1人が65歳以上の高齢者になると言われています。
少子高齢化に伴う日本の労働力人口(15歳以上で働く能力と意思のある者)の減少が、
IT人材の不足の要因になります。
退職する人材と、新しく入る人材とのバランスが崩れているため、
IT業界でも深刻な人材不足が起きています。
DX需要の拡大に対し供給が追いついていないため
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、
顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、
業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、
競争上の優位性を確立すること」と経済産業省は「DX 推進指標」とそのガイダンスにて定義しています。
DXの導入によって、企業は業務の生産性の向上・効率化やビジネスの拡大など、
さまざまなメリットがあります。
そのため、DXを導入する企業は今後も増加することでしょう。
この需要増に対してSEなどIT人材の供給が追いつかないため、
人材不足はまだまだ続く傾向にあります。
給料が安い・激務といったネガティブなイメージを持たれてしまうため
SEの労働環境に対するネガティブなイメージがあることも、
IT人材の人手不足の要因になります。
SEは仕事内容がきつく、残業が多いうえに給料が安いという印象を持たれています。
いわゆる「きつい」「厳しい」「帰れない」という新3Kのイメージに、
当てはめられています。このイメージがSEになりたいと思う人に、
マイナスの影響を与えています。
IT人材が少ないために、システム開発などITの現場でもコストカットが行われ、
SEなどエンジニアにとって厳しい環境になっています。
この負のスパイラルを解消しなければ、IT人材は人材不足のままになります。
このようなSEの労働環境に対するネガティブなイメージを無くすことが急務になっています。
IT技術の革新スピードについていくのが大変なため
IT技術は日々進化をしており、SEなどITエンジニアは技術革新のスピードに対応しなければなりません。
日常的に新技術に関する勉強が必要なため、その努力を継続することを諦めてしまう人も多くいます。
また勉強すべき対象となる分野が、Web・アプリ・AI・クラウドなど増加していることも理由になります。
すなわち新たな技術革新が起きることは、新たな勉強分野が増えてしまうことになるのです。
このIT技術の革新スピードは、それまで働いていたITエンジニアを挫折させて退職させる可能性があります。
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いかがでしたでしょうか?
今回、IT人材が不足している理由についてまとめてみました。
是非、参考にしてみてください。
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